プロフィール

JCJkanagawa

Author:JCJkanagawa
FC2ブログへようこそ!


最近の記事


最近のコメント


最近のトラックバック


月別アーカイブ


カテゴリー


最新の記事


カテゴリー


ブロとも申請フォーム


 機関紙「ジャーナリスト」2011年7月号に書籍の紹介記事(「書評」というのはおこがましい気がします)を書きましたので、ここに再録しておきます。
 住民運動の過去の経験を生かすために貴重な本だと思います。いま「反原発」の一点で結集をといわれますが、杉並の人たちが、原水禁署名運動を成功させた歴史に学ぶことは多いと思いました。


 『原水禁書名運動の誕生 東京・杉並の住民パワーと水脈』
     丸浜江里子著
 (凱風社 3500円)
「原水爆禁止署名運動は杉並の主婦が始めた」と書かれている本は多い。だが1954年の運動が実際にはどういうものだったのか。詳しくは知らない人もいるだろう。
 全国で集めた署名は約3200万筆。保守も革新も超えた運動は空前の成果をあげた。
 再軍備反対も護憲も言わず、ただ世界へ向けて原水爆禁止だけを訴える運動は、日本国民多数の賛同を集めた。
 筆者は「学校に自由の風を」の運動で知られる杉並在住の社会活動家。
 活動の傍ら明治大学大学院で学び、本書は修士論文をもとにした大冊である。戦前の生協運動や戦後の杉並区政も視野に入れた地域史、女性史としても読める。最も興味深いのは、署名運動の広がりをもたらした中心人物たちの群像だ。
 原水禁署名運動の高揚は、ビキニ環礁での水爆実験で、第五福竜丸が被災し、魚類汚染の懸念が背景にある。当時の世相が活写され、読者は原発事故後の「今」と重ねあわて読むだろうが、もし読み手が社会活動家であるなら、運動へのヒントも 様々に得ることができるだろう。(保坂義久)
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://jcjkana.blog102.fc2.com/tb.php/636-795a19af

 | ホーム |