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 神奈川支部通信55号(06年9月14日発行)の記事を掲載します。神奈川支部は昨年9月、横浜で開かれた市民メディアサミットに参加し、分科会を開きました。

これまでのマスコミ批判を超えて
市民メディアサミットでシンポジウム



JCJ神奈川支部は9月9日(土)、「“孤立・不信”を超え“連帯・協働”へ=ほんねトーク:マスメディアvs市民メディア」というパネルディスカッションを開催した。
 横浜開港記念会館(中区)を中心に8日から10日まで行われた第4回市民メディア全国交流集会(市民メディアサミット06)の分科会の一つとして企画されたもので、他のパネルなどを聴講するため途中で入退場する人も含め、80人以上の参加があった。


パネリストは美浦克教氏(MIC議長・新聞労連前委員長)、白石草(はじめ)氏(OurPlanetTV共同代表)、鈴木賀津彦氏(東京新聞記者)、隅井孝雄氏(JCJ代表委員)、進行役は丸山重威氏(関東学院大学教授)。
美浦氏はマスメディアの現状を共謀罪のケースを上げて検証した。共謀罪に早くから反対したのは日弁連と市民団体。前の国会で強行採決されそうになり、ブログを中心に反対が盛り上がった。
その世論を背景に民主党が徹底抗戦を決意し、「政局」を左右するようになってやっと一般紙が報道しだした。
 東京新聞だけは早くから共謀罪がどういう法案か報じていたが、マスメディアの多くは政府発表を中心の報道だった。このブログ世論の出現も、ある種の「市民メディア」の力として考察されるべきだろう。
 白石さんはテレビ朝日系の報道現場でキャリアをスタートさせた。そののち東京のUHF局、MXTVを経て、アワプラネットTVを始めるまでの経緯を語った。
 「アワプラ」も最初はビデオジャーナリスト中心のプロが活動するTV局を考えていたという。そのうち市民にビデオ撮影を教えるワークショップなどの活動で、素人は侮れないと気づいたという。
 現在は歯科技工士の制作したドキュメントなどをインターネットで配信している。歯科技工士という職種の問題を描いた作品には、同業者などから多くの反響が寄せられ、議論するブログもできた。
 海外のメディア活動家と交流している白石さんは、人権が抑圧されている国では、例えば携帯電話を使いどう民主主義を作っていくかを真剣に考えているという。日本はそれに比べ自由だが、将来もこの自由が続くかはわからないと白石さんは語る。
 北陸中日新聞(東京新聞の同系列)の富山支局で、読者参加の紙面づくりをした経験から鈴木賀津彦さんは、市民メディアとマスメディアは対立するものでなく、どう協同していけるかと強調する。
 記者に取材してもらうことから進んで、市民が記事を書くことを実践してきた鈴木さんは、市民の書いた原稿を読むことは新聞記者にとって一手間多くなるが、心理的には楽になるという。
 隅井さんは日本のメディアはしっかりして信頼されている、と普段はあまり言われないことを指摘した。
アメリカの3大ネットワークの占有率は50%をきり、ケーブルTV,インターネットなど新しいメディアに既存メディアが追いまくられているという。
 日本はそれに比べ既存メディアの力が強いが、最近それが危うくなる兆候がある。NHK受信料の不払いや民放の広告収入の減少などを見ると主流メディアも安泰とはいえない。特に政策的に自由競争が加速され、マスメディア界も激動が予想されると隅井さんは指摘した。
市民メディアはインターネットでなく多チャンネル化したCSなどにも参入できるチャンスがあるという。
 運動の新しい方向も
今回のパネリストはそれぞれに市民メディア、市民の情報発信に深い関わりがある。
共同通信社会部記者に復帰した美浦さんも「ニュースワーカー」というブログを個人で立ち上げている。
http://newsworker.exblog.jp/
会場からの質問では、報道被害と記者クラブ、テレビの低俗番組というこれまでも批判されている点も質問された。インターネットに未成年容疑者の実名が書かれる時代に、マスメディアだけが報道被害を考えればいいわけではない、という鈴木さんの発言も、マスメディアと市民が全く隔絶したものと捉えてはいないこのシンポジウムの文脈では、ごく穏当な意見に受け取られたと思う。(メディア批判色の強い集会では「開き直り」といった反発さえ予想される)
これまでマスメディアのあり方を問う集会では、「新聞・テレビは伝えるべきことを報じていないではないか」という市民の意見が多く、マスメディア関係者が反省したり弁明したりということが多かった。このシンポジウムでは「市民メディア」という前提があり、マスメディアを批判するのに終わらなかったのは、これからのジャーナリズム運動の方向を示唆するものと思えた。(保坂義久)
アワプラネットTV
http://www.ourplanet-tv.org/
隅井さんが関わる三条ラジオカフェ
http://radiocafe.jp/

注記 美浦さんのブログは終了しました。肩書きは当時のものです。
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