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 JCJ神奈川支部通信第24号(2001年5月1日発行)から転載します。


  一点型の政治家、小泉新首相
         大野博(JCJ事務局次長)

 衆議院神奈川11区(横須賀市・三浦市)選出の新首相、小泉純一郎氏は典型的な直情径行型。セールスポイントは財政投融資解体、郵貯民営化政策である。彼は持論を倦むことなく繰り返し、外交、防衛、農業、社会保障などの所見はあまり聞かない。

 ところがこの“一点豪華主義”が小泉氏を新首相にした。これが今の自民党の新しさ(!)である。蓋し旧来の利害調整型では自民党の利権分配・集票機能が衰えた現実に対応できないからである。  国会議員は大別して、万能型、一点型に分れる。前者は中曽根元首相が典型である。以前から「中曽根型の人が首相になるのはもうない」といわれていた。「売り物」を持つ議員が政界では力をつける。ただしその弊害が「族」である。小泉首相の場合、大蔵委員会に所属しながら、その異端的発想のため財政族に入れられていない。大蔵省べったりの財政族にとり、財投解体などもってのほかだ。

 59歳の小泉氏は70年に衆議院初当選以来、旧福田派に所属、党財政部会長、衆議院大蔵常任委員長、などを歴任した。親子三代の政治家。祖父は又次郎、父は純也(ただし又次郎の娘婿)で防衛庁長官を務めた。このとき純也氏の娘さん(現首相の姉)が大臣秘書官となった。女性の政務担当の大臣秘書官は空前絶後である。たいへんな美人で当時夕刊紙の記者がしきりに追いかけていた。(そのころはまだタブロイド版の夕刊紙はなかった)親子三代の議員は結構多いが、三代目で首相になったのは初めてである。(鳩山由紀夫氏がその圏内に入っているといえるが、さて実現するか)

 小泉新首相は、「安保外交の見解を聞いたことがない」といわれる。しかし横須賀を地盤とし、同じ選挙区(旧神奈川2区)では、同じ自民党に田川誠一氏という名だたるハト派がいた。自民党議員には、中選挙区の自民党議員が最大のライバルで、ことごとに違いを強調する。小泉氏の安保外交政策については言うだけ野暮というもの。いわずもがなである。             

 さて、今度の組閣をみて「オレのアイディアを盗まれた」と思っているだろう人がいる。渡部恒三衆議院副議長である。私が直接に聞いたことだが、渡部氏は「オレが首相になったら憲法違反すれすれのことをする」と高言していた。そのココロは?憲法には「閣僚の過半数は国会議員から選ばねばならない」とある。逆に「だからオレは過半数ギリギリまでノンバッチ(非国会議員)を大臣にする」というわけ。大臣ポスト配分が大きな比重を占める派閥政治からの脱却を目指すとともに、著名人をリクルートできる巧妙な方法だ。有為の人材が選挙の当落にかかわりなく閣僚を務められるメリットもある。もっとも裏を返せば、責任内閣制を変質させ、派閥力学と当選年次序列で閣僚を選んできた今までの自民党政治の方がおかしいとも言えるが…。 

 どうやらこの「違憲性」、小泉新首相に先取りされたようすである。 
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2008-09-27 09:52 | # [ 編集 ]

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