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神奈川支部通信17号(1999年11月13日発行)から今野宏さんの講演を再録します。

支部総会と講演会

 記念講演会

 総会に引き続いて、日本科学者会議神奈川支部の今野宏元横浜国大教授が「科学者から見た産業廃棄物問題~横須賀・芦名産業廃棄物処分場建設計画をめぐって~」と題して講演した。
 横須賀・芦名地区の産業廃棄物最終処分場建設計画地は、今年3月に埼玉新聞支部との交流会のときに見学したもの。この講演会にも「処分場を考える会」から二人が参加、新聞告知を見た一般参加者も参加した。
 講演要旨は以下の通り
 
   講演要旨

 ゴミは貝塚の昔から出ていたが、自然に帰る有機物がほとんど。都市の形成でゴミ処理が問題となったが、江戸では循環型農業で合理的に処理していた。
 ゴミ問題の発生は、産業革命で石炭を使い、鉄を大量に精製してから。
 大量生産、大量消費、大量廃棄の時代になって深刻化した。
 芦名の処分場計画は小さな川を全部埋め立てる計画で珍しい。小さい川のわりに谷が深く、大雨のときに侵食が一気におきる地形だ。
 計画では貯留構造物(ダム)を作り、谷をコンクリートで固め、その上にゴムシートを敷いて廃棄物を溜める。そこからの滲出水は処理して放流するという。しかし、同型の日の出町のゴミ処理施設ではシートが破損して汚染水が漏れた。 この計画について、土木関係者は大丈夫とするが、地質の専門家は「甘い計画」という。ゴミが溜まるにつれ側面やシートにかかる圧力は高まる。均等に圧力がかかるわけではなく、破損の原因になる。
 また、持ちこまれる廃棄物も、「鉱さい」は金属を取った後のかす。別の重金属などが含まれる。陶器くずも工場の陶製の炉の廃棄物も含まれ、有害物質が付着している。
 中間処理業者は競争入札で選定され、コスト削減のため処理が不十分なことも予想される。
 県の環境アセスメントも問題が多い。専門業者に委託され、4万件ほどあった住民からの質問に2ヶ月ぐらいで答えてしまった。
 調査マニュアルにダイオキシンなどの項目もない。        
 ゴミ問題の根本解決は、排出者責任を問い、廃棄物が出にくい経済の仕組みに誘導することが大切。最初から廃棄物の少ない生産工程と製品開発を企業に努力させる。
 日本は資源を輸入して、製品を輸出する経済。物質収支からいって、加工に伴う廃棄物が出る仕組みだ。生産過程を変えず、管理型の処分場をいくら建設しても追いつかない。 
 
 このあと、参加者から、循環型社会を作るために、今の政治経済体制においてどう方向づけをすべきか、など活発な意見が出された。
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