プロフィール

JCJkanagawa

Author:JCJkanagawa
FC2ブログへようこそ!


最近の記事


最近のコメント


最近のトラックバック


月別アーカイブ


カテゴリー


最新の記事


カテゴリー


ブロとも申請フォーム


マスコミ九条の会
「米国依存」脱せねば孤立
危機感あふれる共同討論


 「〝内部化した従属〟断ち切る行動計画を、政権交代が突破口」(前田哲男氏)、「〝市場任せ〟から国民主導の経済構造へ転換を」(山家悠紀夫氏)、「九条を軸に近隣諸国と新しい友好関係つくろう」(古関彰一氏)――7月12日、東京・全水道会館で行ったマスコミ九条の会連続シンポジウム「日本は『対米従属』からの脱却と自立をいかに図るか」の締めくくり共同討論は、3人のパネリストとコーディネーター・桂敬一氏により、白熱した議論を繰り広げた。
  イラク戦争・サブプライムローン=金融危機・原油高騰・環境破壊……袋小路に陥り、行き詰まったブッシュの米国。その米国に政治、軍事、経済、とどっぷり追随し、〝属国化〟政策を推し進める日本政府・財界。米軍再編により、ますます「米軍の部品化」する自衛隊。日本の社会全体がメルトダウンしつつあるのではないか――。
 〝脱米国依存〟―欧州、アジア、中南米など世界の流れは大きく変わりつつある。いま日本が「対米従属」を真剣に見直し、自立へ舵を切り換えなければ、アジアにおいても、世界からも孤立し、未来を切り開くチャンスを失う。ジャーナリストのみならず、多くの市民が危機感を募らせる中、極めてタイムリーな連続講座であった。
 軍事問題評論家・前田哲男氏は「〝対米従属〟は自衛隊幹部や隊員の中で〝内部化〟し、士気、規律、モラルの頽廃、事件、事故として顕在化している。イージス艦あたごの漁船衝突もその表れ」「われわれは、『九条』をどう具現化するか、戦略と行動計画を立てる必要がある。私も提唱者の平和基本法はその軸となるもの。こうしたマニフェストを掲げ、政権交代を実現することが対米従属からの出口戦略として重要だ」と主張した。
 経済の視点から「暮らしと経済研究室」主宰・山家悠紀夫氏は、日米関係の現状を分析、展望を示した。
 「日本の経済構造はここ7、8年で対外依存度を高め、暮らし・雇用に格差と貧困をもたらした。財界リーダー企業は、国内より海外市場に関心が強い。彼らの利益は米国の要求と一致し、日米資本連合を形成し、その上に日本政府が乗っかっているのだ。つまり彼らに労働者・農民・市民が搾取・収奪される構造だ。彼らが推進する新自由主義・市場万能から脱却する道は、現場からの訴え=農業再生・雇用の確保・社会保障の充実=を結集し、マスコミを動かし、世論を形成する以外にない」と。
 戦後史に詳しい独協大学教授・古関彰一氏は、「対米従属」の淵源について、占領期と講和条約・安保条約締結期を区分しながら、問題点を指摘した。
 「対米従属の定義は? 法律=条約、精神=おもいやり予算、文化=米国映画やファッションなど、有形無形に絡み合ったイメージ」「こうした黙契の構造を克服する方法は、軍事的従属関係の否定ではなく、軍事そのものの否定に求めるべきではないか。アジアとの関係でいえば、非暴力のシンボルであるアウンサン・スーチー女史(ビルマ)の立場をどう共有するか、アジア近隣諸国と、九条を軸とする新しい価値関係を作り出すことに努力を傾注することではないだろうか」と強調した。
 複雑多岐にわたり、錯綜する「対米従属」問題を、一巡りのシリーズで解明できたり、核心がつかめるものではない。「ようやく脱却・自立への〝入り口に立った〟にすぎない」(桂敬一氏)が、メディア、ジャーナリズムがどう関わってきたか?を含めて、第2弾のシリーズに期待したい。(阿部 裕)
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://jcjkana.blog102.fc2.com/tb.php/204-02256726

 | ホーム |