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JCJ機関紙『ジャーナリスト』6月号から、神奈川支部会員小島修さん(川崎市在住)の記事を再掲します。

二千人の手拍子 まき起こす
N・Y カーネギーで夢を実現!

     小島 修

 舞台に進み出たとき、大きな拍手がわいた。明るいベージュ色の壁、上品な赤いシートの客席は埋まり、欧風バルコニー席最上階の5階にも人影が並んでいる。
 私は深く一礼すると、振り向いて合唱メンバーにほほえみかけ、大きく右腕を振り下ろした。
 今年3月31日午後8時、ニューヨーク・カーネギーホール。老人クラブ会長の私が企画・募集し総勢46人で実現した川崎市多摩区シニアクラブ創立五十周年記念公演に集まった聴衆、なんと2千人。「ドレミの歌」でリズムに乗り、「どんなときにも 列を組んで」と全員足踏みしながら前進すると、ザッザッザッと潮のような手拍子がまき起こった。感動で目頭が熱くなる。5曲目、郷土の新民謡、北原白秋作詞「多摩川音頭」を男女ペアで私が歌い、踊りの組に合唱メンバーも加わった輪踊りでは場内で踊りだす人も出た。
   カーネギーで、この種のアマチュア企画を20年も手がけてきた旅行業者が「これだけ人が入ったのも、盛り上がったのも初めて」と語る現象はど
うして起きたのだろうか。
 一つには、現地ニューヨークの日本人混声合唱団約50人が賛助出演してくれたこと。東北大学男声合唱団OBの後輩が指揮者で、彼らが無料チケットとはいえ1400枚引き受け約1000枚捌いてくれたのだ。人気の黒人ゴスペル「リチャード・ハートリー合唱団」が特別出演したのも大きい。
 だが大聴衆の心を動かしたのは、最高85歳、サポーターを入れて平均65歳の集団が「心から歌と踊りを楽しみ、みんなで音楽をつくろうとしていた姿が感動とパワーを与えた」(カーネギー総合プロデューサー=在NY日本人=の評)ところにあった。友人のソプラノソロ住吉和子さん、ピアニスト藤木明美さんと、専門家の全面協力を得たことも全体のレベルを一気に高めた。募集で年齢制限せず、娘や若い世代が英語力などで支える一方、高齢者は見事な自己管理能力でニューヨークへ片道12時間の空の旅を苦にしなかった。音楽は国境とともに年齢の壁を超えたのである。
 こうして、「エッ。年寄りの素人がカーネギーだなんて」と、一人でも病人が出たら袋だたきにあいかねなかった夢舞台は、高齢化社会の老人クラブ活動に一石を投じて幕を下ろしたのだった。神奈川支部会員
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